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医療的ケアが必要な子どもが保育園に入所することは、本人・家族・保育園にとって課題が多い現状があります。たんの吸引や経管栄養など、日常的な医療行為が必要な子どもの保育園受け入れについて、保育園コンパスの緑川はるかが現状と対策を解説します。
医療的ケア児とはどのような子どもを指すか
医療的ケア児とは、日常生活を営むために医療的行為が継続的に必要な子どもを指します。
- たんの吸引(口腔内・鼻腔内・気管カニューレ内)
- 経管栄養(胃ろう・腸ろう・経鼻)
- 人工呼吸器の管理
- 導尿(自己導尿補助を含む)
- インスリン注射(1型糖尿病など)
- 酸素療法
受け入れの現状と課題
2021年に「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」が施行されましたが、保育現場での受け入れ体制には地域格差があります。
- 看護師の配置がある保育園は限られている
- 受け入れ可能な保育園が少なく待機になりやすい
- 保育士だけではケアができないため医療職との連携が必須
- 保育士がたんの吸引を行うには一定の研修修了が必要
- 個別支援計画の作成と関係機関との連携が不可欠
医療的ケア児が保育園入所するための手順
入所を希望する場合は早めに動き出すことが重要です。
- かかりつけ医に保育園入所についての意見書を作成してもらう
- 市区町村の担当窓口(保育課・障害福祉課)に相談する
- 受け入れ可能な保育園を自治体と一緒に探す
- 保育園と医療機関・訪問看護ステーションで支援会議を行う
- 緊急時対応マニュアルを保育園と共同作成する
保護者がすべき情報提供と連携のポイント
医療的ケア児の保護者は保育園との丁寧な情報共有が求められます。
- ケアの手順を文書化し保育士と共有する
- 緊急連絡先・対応手順を明確にしておく
- 医師・看護師・保育士・保護者で定期的に連絡会議を行う
- 子どもの状態変化があれば速やかに保育園に伝える
よくある質問
- Q. 医療的ケア児は保育園に入所する権利がありますか?
- A. 2021年の医療的ケア児支援法により、保育所等においても医療的ケア児の受け入れが努力義務となっています。ただし、施設の体制によって受け入れ可否が異なるため、自治体への相談が必要です。
- Q. 保育士がたんの吸引を行うことはできますか?
- A. 介護福祉士や一定の研修を修了した保育士であれば、医師の指示のもとでたんの吸引・経管栄養を行うことが認められています。ただし、資格保有者が在籍していることが前提条件となります。
- Q. 受け入れてもらえる保育園が見つからない場合はどうすればよいですか?
- A. 自治体の障害福祉課や医療的ケア児支援センターに相談しましょう。また、医療型児童発達支援センターや児童発達支援事業所も選択肢の一つです。
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2歳・4歳の子を持つ母。保活で認可・認可外を含む5か所の保育園を見学・選択した経験から、保活の実情をリアルに発信。保育料無償化・学童問題にも詳しい。

