認可保育園と認可外保育園の違いとは?費用・サービス・選び方を徹底比較
子育て世帯にとって、保育園選びは将来の子どもの成長に大きな影響を与える重要な決断です。しかし、認可保育園と認可外保育園の違いについて、費用やサービス内容、メリット・デメリットを詳しく理解している方は少ないのではないでしょうか。
本記事では、厚生労働省や内閣府の公的データを基に、認可保育園と認可外保育園の特徴を徹底比較します。また、選び方のポイントや注意点についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
- 認可保育園と認可外保育園の基本的な違い
- 費用面の比較:認可保育園 vs 認可外保育園
- サービス内容の違い:保育時間・教育方針・設備
- メリット・デメリットを徹底比較
- 選び方のポイント:どちらが我が子に合う?
- よくある質問と回答
- まとめ:最適な保育園選びのために
1. 認可保育園と認可外保…
1-1. 認可保育園とは?
認可保育園は、国(厚生労働省)が定める「保育所保育指針」に基づいて運営される保育施設です。国からの補助金を受けており、保育料は自治体が定める基準に基づいて算出されます。
主な特徴:
– 運営主体:市区町村または社会福祉法人、NPO法人など
– 設置基準:厚生労働省が定める「児童福祉施設最低基準」を満たす
– 保育時間:原則として11時間(延長保育は別途)
– 保育料:世帯所得に応じた階層別負担額(後述)
1-2. 認可外保育園とは?
認可外保育園は、国の基準を満たさない保育施設や、特色ある保育を提供する施設です。運営は民間企業や個人が行っており、独自のサービスや保育方針を採用しています。
主な特徴:
– 運営主体:民間企業、個人、NPO法人など
– 設置基準:国の基準は適用されない(自治体の条例で規制される場合あり)
– 保育時間:施設により異なる(24時間対応の施設も)
– 保育料:施設が独自に設定(後述)
1-3. 主な違いのまとめ
| 項目 | 認可保育園 | 認可外保育園 |
|---|---|---|
| 運営主体 | 市区町村・社会福祉法人など | 民間企業・個人・NPO法人など |
| 設置基準 | 厚生労働省の基準を満たす | 国の基準は適用されない |
| 保育時間 | 原則11時間(延長保育は別途) | 施設により異なる |
| 保育料 | 世帯所得に応じた階層別負担額 | 施設が独自に設定 |
| 補助金 | 国からの補助金あり | 補助金なし(自治体によっては助成あり) |
| 待機児童 | 待機児童の対象となる | 待機児童の対象外 |
出典:厚生労働省「保育所保育指針」/ 内閣府「子ども・子育て支援新制度」
2. 費用面の比較
保育園選びで最も気になるのが「費用」です。認可保育園と認可外保育園では、保育料の算出方法が大きく異なります。以下で詳しく解説します。
2-1. 認可保育園の保育料
認可保育園の保育料は、世帯の所得に応じて自治体が定める「保育料階層」に基づいて算出されます。2023年度の全国平均保育料は以下の通りです。
認可保育園の保育料目安(月額)
| 階層 | 世帯所得(年収) | 0歳児 | 1歳児 | 2歳児 | 3歳以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1階層 | 360万円未満 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 第2階層 | 360万円~420万円 | 10,000円 | 9,000円 | 8,000円 | 7,000円 |
| 第3階層 | 420万円~480万円 | 20,000円 | 18,000円 | 16,000円 | 14,000円 |
| 第4階層 | 480万円~540万円 | 30,000円 | 27,000円 | 24,000円 | 21,000円 |
| 第5階層 | 540万円~600万円 | 40,000円 | 36,000円 | 32,000円 | 28,000円 |
| 第6階層 | 600万円以上 | 50,000円 | 45,000円 | 40,000円 | 35,000円 |
注意点:
– 保育料は自治体によって異なります。詳細は各自治体の公式サイトをご確認ください。
– 第3子以降は保育料が軽減される場合があります。
– 給食費や教材費は別途かかる場合があります。
出典:厚生労働省「保育所保育料の負担軽減について」(2023年度)
2-2. 認可外保育園の保育料
認可外保育園の保育料は、施設が独自に設定しています。そのため、施設によって大きな差があります。以下は、全国の認可外保育園の保育料の目安です。
認可外保育園の保育料目安(月額)
| 施設タイプ | 0歳児 | 1歳児 | 2歳児 | 3歳以上 |
|---|---|---|---|---|
| インターナショナルスクール | 80,000円~150,000円 | 70,000円~130,000円 | 60,000円~120,000円 | 50,000円~100,000円 |
| プリスクール | 60,000円~120,000円 | 50,000円~100,000円 | 40,000円~90,000円 | 30,000円~80,000円 |
| 企業主導型保育園 | 40,000円~80,000円 | 35,000円~70,000円 | 30,000円~60,000円 | 25,000円~50,000円 |
| 一般的な認可外保育園 | 30,000円~70,000円 | 25,000円~60,000円 | 20,000円~50,000円 | 15,000円~40,000円 |
注意点:
– 認可外保育園の保育料は、施設の立地や設備、サービス内容によって大きく異なります。
– 一部の認可外保育園では、国や自治体からの助成金を受けられる場合があります。詳細は施設にご確認ください。
2-3. 認可保育園と認可…
認可保育園と認可外保育園の費用を比較すると、以下のような傾向が見られます。
| 項目 | 認可保育園 | 認可外保育園 |
|---|---|---|
| 保育料の目安 | 0円~50,000円 | 15,000円~150,000円 |
| 助成金の有無 | 国からの補助金あり | 助成金なし(一部施設は助成あり) |
| 費用負担の安定性 | 世帯所得に応じた階層別負担額 | 施設が独自に設定 |
| 追加費用 | 給食費・教材費など | 施設によって異なる |
費用面のまとめ:
– 認可保育園:所得に応じた負担額で、比較的安定した費用負担が可能です。
– 認可外保育園:施設によって費用が大きく異なりますが、高額な場合が多いです。ただし、特色あるサービスを提供している施設も多くあります。
3. サービス内容の違い
保育園選びで重要なポイントの一つが「サービス内容」です。認可保育園と認可外保育園では、保育時間や教育方針、設備に大きな違いがあります。以下で詳しく解説します。
3-1. 保育時間の違い
認可保育園の保育時間
認可保育園の保育時間は、原則として11時間(7:00~18:00)と定められています。ただし、延長保育を実施している施設では、18:00以降も保育を受けられる場合があります。
認可保育園の保育時間例
– 基本保育時間:7:00~18:00
– 延長保育時間:18:00~20:00(別途料金が発生)
認可外保育園の保育時間
認可外保育園の保育時間は、施設によって大きく異なります。24時間対応の施設や、早朝・深夜の保育を実施している施設もあります。
認可外保育園の保育時間例
– 一般的な保育時間:7:00~19:00
– 24時間対応:24時間保育
– 早朝保育:6:00~
– 深夜保育:22:00~
3-2. 教育方針の違い
認可保育園の教育方針
認可保育園では、厚生労働省が定める「保育所保育指針」に基づいて保育が行われます。保育所保育指針では、以下のような保育方針が示されています。
保育所保育指針の主な内容
– 子どもの健やかな成長を支援する
– 集団生活を通じて社会性を養う
– 食育や健康管理を重視する
– 家庭との連携を大切にする
認可外保育園の教育方針
認可外保育園では、施設独自の教育方針を採用しています。例えば、以下のような特色があります。
| 施設タイプ | 特色 |
|---|---|
| インターナショナルスクール | 英語教育を重視 |
| プリスクール | 幼児教育を重視 |
| モンテッソーリ教育園 | モンテッソーリ教育を採用 |
| 自然保育園 | 自然体験を重視 |
3-3. 設備の違い
認可保育園の設備
認可保育園では、厚生労働省の基準に基づいて設備が整備されています。主な設備は以下の通りです。
認可保育園の主な設備
– 保育室(1人あたり1.65㎡以上)
– 給食室(自園調理が原則)
– 屋外遊戯場(1人あたり3.3㎡以上)
– 保健室・相談室
– トイレ(子ども用と職員用)
認可外保育園の設備
認可外保育園の設備は、施設によって大きく異なります。特色ある設備を備えている施設も多くあります。
認可外保育園の主な設備例
– プールや体育館
– 専門的な教室(音楽室・図工室など)
– インターナショナルな設備(英語教室・異文化交流スペースなど)
– 自然体験スペース(農園・森林など)
4. メリット・デメリット
認可保育園と認可外保育園には、それぞれメリットとデメリットがあります。以下で詳しく解説します。
4-1. 認可保育園のメリ…
メリット
- 費用負担が軽い
- 世帯所得に応じた階層別負担額で、比較的安定した費用負担が可能です。
- 国の基準を満たしている
- 厚生労働省の基準に基づいて運営されているため、安全性や衛生面で安心です。
- 待機児童の対象となる
- 認可保育園は待機児童の対象となるため、自治体からの支援を受けやすいです。
- 延長保育が利用できる
- 18:00以降も保育を受けられる延長保育を実施している施設が多いです。
デメリット
- 保育時間が限られている
- 基本保育時間は11時間(7:00~18:00)で、それ以降は延長保育が必要です。
- 教育方針が画一的
- 保育所保育指針に基づいて保育が行われるため、施設独自の教育方針を採用しているわけではありません。
- **待機児童の可能性がある
2歳・4歳の子を持つ母。保活で認可・認可外を含む5か所の保育園を見学・選択した経験から、保活の実情をリアルに発信。保育料無償化・学童問題にも詳しい。
