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- 0歳児クラスは園ごとに定員・受け入れ方針の差が大きいため、6か月前からの情報収集が安心です
- 認可・認可外・企業主導型では保育料や入りやすさが変わるので、まず違いを比較表で押さえましょう
- 保育料は世帯年収と自治体の階層区分で決まり、月0円〜8万円台まで幅があります
- 申し込みから入園までは自治体差はあるものの、平均して5〜7か月かかるとされています
- 希望園に落選しても、二次募集や認可外併願など次の一手は複数あります
忙しいパパ・ママのために、0歳児の保育園選びで押さえておきたいポイントをこの記事にまとめました。「0歳から預けられる園はどこにあるの?」「認可と認可外って何が違うの?」「保育料はいくらくらいかかるの?」——こうした疑問に、園選びで実際に確認すべきチェックポイントを交えながらひとつずつ答えていきます。0歳児クラスの申し込み時期は自治体窓口で早めに確認しておくと安心です。同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
0歳児選びが難しい理由
0歳児の保育園選びが特に難しいと感じられるのには、いくつかの理由があります。まず、園によって0歳児クラスの有無や定員が大きく異なる点です。
- 公立保育園(認可保育所):多くの自治体で0歳児の受け入れを行っていますが、定員に限りがあり、待機児童が発生するケースも少なくありません(出典:厚生労働省「保育所等の入所状況について」2023年度)。
- 私立保育園(認可保育所):0歳児の受け入れに積極的な園もあれば、1歳以上から受け入れている園もあります。園によって0歳児枠は定員全体の10%〜20%程度にとどまることもあるといわれています。
- 認可外保育施設(ベビーシッター、企業主導型保育事業など):0歳児の受け入れに柔軟な施設が多い一方で、保育の質や費用面での違いがあります。
次に、0歳児は首がすわる、はいはいをする、つかまり立ちをするなど、月齢ごとの発達差が非常に大きい時期です。生後2〜3か月と10〜11か月とでは、必要な保育環境がまったく違うといっても大げさではありません。そのため保育内容も「安全性」「発達支援」「保護者との連携」が特に重視されます。保育時間についても、8:00〜18:00程度が一般的とはいえ、早朝保育や夜間保育、土曜保育の有無は園ごとに差があり、ママ・パパの勤務形態との相性が入園後の負担を左右します。
さらに保育料は世帯の所得や子どもの年齢、保育時間によって異なり(出典:内閣府「子ども・子育て支援新制度の概要」2024年度)、0歳児クラスは1・2歳児クラスに比べて保育料が高めに設定されている自治体も少なくありません。加えて0歳児は体調を崩しやすく感染症にかかりやすい時期のため、病児保育や看護師常駐の有無、連絡帳・アプリでの日々の様子共有の充実度も、保護者にとって見落とせない判断材料になります。体調不良でのお迎え連絡が入りやすい時期でもあるため、フォロー体制はあらかじめ確認しておきたいところです。
0歳児を受け入れる園の種類
0歳児を受け入れている保育園には、大きく4つの種類があります。まずはそれぞれの違いを比較表で押さえましょう。
| 種類 | 特徴 | メリット | デメリット | 0歳児の受け入れ状況 |
|---|---|---|---|---|
| 公立保育園(認可保育所) | 自治体が運営。保育料は世帯所得に応じて決まります。 | 保育料が比較的安い。信頼性が高い。 | 待機児童が発生しやすい。選考基準が厳しい。 | 多くの自治体で0歳児を受け入れ。定員は限られています。 |
| 私立保育園(認可保育所) | 民間運営の認可保育所。独自の保育方針や特色があります。 | 保育内容が充実している園が多い。選択肢が広い。 | 保育料が公立より高い場合があります。 | 園によって0歳児の受け入れ有無が異なります。 |
| 認可外保育施設・企業主導型 | 認可外の施設や企業主導型保育事業、ベビーシッターなど。 | 0歳児の受け入れに柔軟。保育時間が長い場合があります。 | 保育の質にばらつきがある。費用が高額な場合があります。 | ほとんどの施設で0歳児を受け入れています。 |
| 幼保連携型認定こども園 | 幼稚園と保育所の機能を併せ持つ施設。0〜2歳は保育が中心。 | 0歳児からの受け入れが可能。教育と保育のバランスが取れています。 | 園によって保育内容が異なります。 | 多くの認定こども園で0歳児を受け入れています。 |
特に企業主導型保育事業は、国の助成を受けて運営される認可外施設で、0歳児からの受け入れに前向きな園が多いのが特徴です。全国で7,000施設以上が運営されているといわれ、待機児童の受け皿としての役割も期待されています。ただし施設ごとに保育方針・料金体系にばらつきがあるため、見学時の確認が欠かせません。
保育内容も施設タイプごとに違いがあります。以下の項目別比較を参考にしてください。
| 項目 | 公立保育園 | 私立保育園 | 認可外・企業主導型 | 認定こども園 |
|---|---|---|---|---|
| 保育時間 | 8:00〜18:00程度 | 7:00〜20:00程度 | 7:00〜21:00程度 | 8:00〜18:00程度 |
| 延長保育 | あり(有料) | あり(有料) | あり(有料) | あり(有料) |
| 病児保育 | 園によって異なる | 園によって異なる | 園によって異なる | 園によって異なる |
| 看護師常駐 | まれ | 園によって異なる | まれ | まれ |
見学時には、保育時間だけでなく延長保育の申し込み方法や1回あたりの追加料金(300円〜500円程度が目安とされています)まで確認しておくと、復職後のシミュレーションがしやすくなります。
重視したい7つの視点
0歳児の保育園選びで後悔しないために、以下の7つのポイントを重点的にチェックしましょう。
1. 受け入れ実績と定員
- 受け入れ実績:園のホームページやパンフレット、見学時に「0歳児クラスの有無」や「過去の入園者数」を確認しましょう。
- 定員数:0歳児クラスの定員は6名〜9名程度の園が多いとされ、少ない園は一人ひとりに目が行き届きやすい反面、入園が難しい場合があります。
- 待機児童の状況:自治体の保育所入所状況を確認し、待機児童の有無や入園難易度を把握しましょう(出典:厚生労働省「保育所等の入所状況について」2023年度)。
2. 保育時間と延長保育
0歳児の保育時間は、ママ・パパの仕事復帰のタイミングや勤務形態によって大きく影響します。基本保育時間が8:30〜18:00以上、早朝保育が7:00から、延長保育が20:00まで対応していると、勤務時間が不規則な家庭でも安心しやすくなります。
共働き世帯や勤務時間が不規則な家庭では、延長保育の対応時間だけでなく、体調不良時の呼び出し基準や預かり対応の目安もあわせて確認しておくと、入園後の見通しが立てやすくなります。
3. 発達に合わせた保育内容
はいはいや歩行、手先の発達を促す遊びが取り入れられているか、授乳スペースやミルクの準備が整っているか、0歳児専用の午睡スペースがあるかも確認したいポイントです。感染症対策として手洗い・うがいの徹底、1日2回以上の消毒実施状況もあわせてチェックしましょう。
4. 保育士との連携体制
毎日の連絡帳やアプリでの日報、月1回以上の面談、看護師常駐や医療機関との提携の有無は、預ける側の安心感に直結します。
連絡帳やアプリでの日々の様子共有に加えて、写真付きの報告に対応しているかどうかも、保育士との連携体制を判断する材料のひとつになります。
5. 安全性・衛生面
0歳児は免疫力が低く感染症にかかりやすいため、トイレ・遊具・食事スペースの清潔さ、柵やクッションなどの安全対策、アレルギー対応の有無も見学時に必ず確認しておきたいところです。
見学時には、トイレや遊具、食事スペースの清掃状況、手洗い場の設備、感染症対策の実施状況を具体的にチェックしておくと、安全性・衛生面の判断材料になります。
6. 保育料の負担感
保育料は世帯所得や自治体の階層区分によって決まり、0歳児クラスは1・2歳児クラスより月5,000円〜1万円ほど高めに設定されている自治体もあります。詳しい目安は次の見出しで解説します。
7. 通いやすさと雰囲気
自宅や職場からの距離、送迎の動線、保育士や在園児の雰囲気も、日々の負担を左右する要素です。見学時には実際に園内を歩いてみて、子どもと保育士のやり取りを15分〜20分ほど観察してみると、雰囲気がつかみやすくなります。
保育料はどれくらい?
保育料は世帯年収や自治体の階層区分、子どもの年齢によって細かく決まります。認可保育所の場合、たとえば世帯年収500万円程度の家庭では、月2万円〜3万円台が目安とされる自治体が多いといわれています。世帯年収が高くなるほど階層区分も上がり、月4万円台〜6万円台になるケースもあるとされています。認可外保育施設・企業主導型の場合は施設が独自に料金を設定するため、月5万円〜8万円程度になることもあるといわれています。
| 世帯年収の目安 | 認可保育所(月額目安) | 認可外・企業主導型(月額目安) |
|---|---|---|
| 〜300万円 | 0円〜1万円台 | 3万円〜5万円台 |
| 約500万円 | 2万円〜3万円台 | 5万円〜7万円台 |
| 約700万円〜 | 4万円〜6万円台 | 6万円〜8万円台 |
多子世帯向けの保育料軽減制度を設けている自治体も多く、第2子は保育料が半額、第3子以降は無料になるケースもあるとされています。年収500万円程度の世帯であれば、第2子の保育料が月1万円〜1.5万円程度まで下がる自治体もあるようです。※保育料・定員は自治体により異なります。最新情報は各市区町村へ確認ください。
入園までの流れは?
0歳児クラスの申し込みは、他の年齢に比べて動き出しが早い家庭が多いです。7ステップでわかるスケジュールを、以下の表にまとめました。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 入園希望日の6〜7か月前 | 気になる園のリストアップと情報収集を始めます。 |
| 入園希望日の5〜6か月前 | 見学の予約・実施(人気園は予約が埋まりやすいため早めが安心です)。 |
| 入園希望日の3〜4か月前 | 自治体への申請書類の準備(就労証明書、マイナンバー関連書類など)。 |
| 入園希望日の2〜3か月前 | 自治体窓口へ申し込み(多くの自治体で年1回の一斉申込期間があります)。 |
| 入園希望日の1〜1.5か月前 | 選考結果(内定通知)の発表。 |
| 入園希望日の2〜4週間前 | 面談・健康診断・入園説明会への参加。 |
| 入園当日 | 慣らし保育からスタート(7日〜14日程度かけて徐々に保育時間を延ばす園が多いです)。 |
認可保育所の一斉申込は、多くの自治体で年に1回、10月〜11月ごろに締め切られることが多いといわれています。締め切りを過ぎると次の申込機会は数か月先になることもあるため、6〜7か月前からの動き出しが安心につながります。
入園準備チェック
入園が決まったら、以下の持ち物・手続きを早めに準備しておくと当日慌てずに済みます。
- □ 母子手帳・健康診断結果の写しの提出
- □ 就労証明書などの継続書類の提出(自治体によっては年度更新が必要です)
- □ 着替え・タオル・オムツなど名前入り持ち物一式の準備
- □ 哺乳瓶・粉ミルクなど授乳関連グッズの用意(園により指定がある場合があります)
- □ 慣らし保育期間中の仕事調整(1〜2週間分の見込みで相談しておくと安心です)
- □ アレルギーがある場合の医師の指示書の準備
- □ 緊急連絡先・お迎え担当者リストの整理(2〜3名分を用意しておくと安心です)
持ち物は園によって指定が細かく異なり、名前を書く箇所が20か所以上になることも珍しくありません。入園説明会で配布されるリストをもとに、1週間ほど余裕を持って準備を進めると当日焦らずに済みます。
落選したらどうする?
希望園に落選しても、次の一手はいくつもあります。まず、自治体の窓口で「二次募集」や「追加募集」の有無を確認しましょう。年度途中に転居や退園で空きが出ることもあり、二次募集で0歳児枠が埋まるケースは珍しくありません。次に、認可保育所だけでなく認可外保育施設・企業主導型保育事業も同時に申し込んでおくと、選択肢が広がります。
認可外施設に一定期間通ってから、翌年度の認可保育所の選考で「在園中」加点が付く自治体もあるため、自治体の点数制度(利用調整基準)を事前に確認しておくと安心です。加点は1点〜3点程度のことが多いといわれ、選考のボーダーライン付近では合否を左右することもあります。
また、育休の延長や一時保育・ファミリーサポート制度の活用で、入園時期を数か月ずらすという選択肢もあります。どうしても不安な場合は、自治体の保育コンシェルジュや子育て支援センターに相談すると、地域の空き状況や穴場の園を教えてもらえることもあります。落選は珍しいことではありません。ひとつずつ選択肢を広げていきましょう。
よくある質問
Q1. 0歳児はいつから保育園に預けられますか?
A. 多くの認可保育所では生後57日目以降から受け入れ可能としている自治体が多いといわれています。ただし園によって受け入れ開始月齢が異なるため、事前確認が必要です。
Q2. 0歳児クラスと1歳児クラス、どちらが入りやすいですか?
A. 一般的に0歳児クラスは定員自体が少ない一方で申込者数も比較的少なく、逆に1歳児クラスは持ち上がりの0歳児が多いため新規枠が狭くなる自治体もあるといわれています。地域差が大きいため、自治体の入所状況を確認しましょう。
Q3. 認可外保育施設に通うと、翌年の認可保育所選考に不利になりますか?
A. むしろ「認可外保育施設利用中」として加点対象になる自治体が多いといわれています。詳細は自治体の利用調整基準表で確認できます。
Q4. 0歳児の保育料に兄弟割引はありますか?
A. 多子世帯向けの保育料軽減制度を設けている自治体が多く、第2子以降の保育料が半額〜無料になるケースもあるとされています。
Q5. 慣らし保育の期間はどれくらいですか?
A. 7日〜14日程度かけて、短時間保育から徐々に通常保育に移行する園が多いといわれています。仕事復帰のスケジュールに合わせて、余裕を持った調整を検討してみてください。
本記事は保育園コンパス編集部がこども家庭庁・厚生労働省・各自治体の保育情報をもとに作成しています。保育制度は自治体ごとに異なります。最新情報は各自治体の窓口でご確認ください。
保育園コンパス編集担当。保活・入園手続き・育児に関する情報を、自治体や公的機関の公開情報をもとに整理してお届けしています。

