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認可保育園と無認可の違いとは?保育料相場と選び方

認可と無認可、保育料の差と選び方 保育料・費用

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  • 認可保育園は自治体が保育料を算定、無認可保育園は施設が自由に設定
  • 保育料の目安は認可保育園で月0円〜30,000円程度、無認可保育園で月30,000円〜100,000円程度
  • 認可・認可外・企業主導型では入園方法や運営主体が異なる
  • 入園準備は申込みの2〜3ヶ月前から動き出すと慌てにくい
  • 落選しても二次募集や認可外への切り替えなど、次の一手がある

忙しいパパ・ママのために、まずポイントをまとめます。保育園探しは情報量が多く、「認可」「認可外」「企業主導型」といった言葉が混在していて混乱しやすい分野です。ここでは、費用・手続き・選び方を整理して、流し読みでも要点がつかめるようにお伝えします。

認可と無認可、違いは?

保育園選びで最初に迷うのが、認可保育園と無認可保育園(認可外保育施設)の違いです。うちも上の子の保育園を探したとき、「認可」「認可外」という言葉の意味がよくわからず、区役所の窓口で一つずつ教えてもらった経験があります。結論から言うと、両者の最大の違いは「国や自治体が定める基準を満たしているかどうか」にあります。

認可保育園は、児童福祉法にもとづき都道府県知事等の認可を受けた施設です。保育士の配置基準(0歳児は子ども3人に対して保育士1人、1〜2歳児は6人に対して1人など)や保育室の面積、給食設備といった基準を満たす必要があり、こうした基準は厚生労働省の指針にもとづいて設定されています。運営費の多くが公費でまかなわれているため、保育料は世帯の所得に応じて自治体が算定する仕組みです。

一方、無認可保育園(認可外保育施設)は、こうした認可基準を満たしていない、あるいはあえて申請していない施設です。基準が緩やかな分、独自の教育プログラムや長時間保育、英語・リトミックといった特色あるカリキュラムを打ち出しやすいのが特徴とされています。保育料は施設ごとに自由に設定されるため、同じ地域内でも月30,000円台の施設から10万円を超える施設まで幅があります。

項目 認可保育園 無認可保育園
基準 国・自治体の基準を満たす 施設ごとに基準が異なる
保育料 世帯所得に応じて自治体が算定 施設が自由に設定
入園方法 自治体へ申込み・選考あり 施設に直接申込み
保育士の配置 法定基準(0歳児3:1など) 施設ごとに異なる
待機児童の扱い 対象になる 対象外

保育料はどのくらい?

「結局いくらかかるの?」というのが、いちばん気になるところだと思います。認可保育園の保育料は世帯の所得(正確には市区町村民税所得割額)によって決まる仕組みで、自治体ごとに金額が異なります。目安として、世帯年収500万円前後(480万円以上600万円未満の階層に該当するケースが多いです)の場合、0歳児で月20,000円前後、3歳以上児で月14,000円前後になる自治体があります。世帯年収360万円未満の世帯では0円になる自治体も少なくありません。

世帯所得区分 0歳児 1歳児 2歳児 3歳以上
年収360万円未満 0円 0円 0円 0円
年収360万円〜480万円未満 10,000円 9,000円 8,000円 7,000円
年収480万円〜600万円未満 20,000円 18,000円 16,000円 14,000円
年収600万円〜720万円未満 30,000円 27,000円 24,000円 21,000円

出典:東京都中央区「保育料の算定方法」を参考にした一例です。兄弟姉妹が同時に入園している場合、2人目以降の保育料が10%〜半額程度軽減される自治体もあります。

無認可保育園の保育料は施設ごとの設定のため差が大きく、認可外保育園で月50,000円〜100,000円、小規模保育事業で月40,000円〜80,000円、家庭的保育事業で月30,000円〜70,000円、企業主導型保育所で月30,000円〜80,000円程度が目安です。認可保育園に比べると保育料は高額になる傾向がありますが、施設によっては自治体の助成金を受けられる場合もあります。

※保育料・定員は自治体により異なります。最新情報は各市区町村へ確認ください。

認可外にも種類がある

「無認可」とひとくくりにされがちですが、実際にはいくつかのタイプに分かれます。とくに企業主導型保育所は認可・認可外どちらの位置づけもあり、混同しやすいポイントです。

項目 認可保育園 認可外保育施設 企業主導型保育所
運営主体 自治体の認可を受けた法人等 基準を満たさない・未申請の施設 企業(内閣府の助成を受ける)
入園方法 自治体経由の申込み・選考 施設に直接申込み 従業員枠は企業経由、地域枠は施設へ直接
保育料目安 月0円〜30,000円程度 月50,000円〜100,000円程度 月30,000円〜80,000円程度
待機児童の対象 対象になる 対象外 対象外

小規模保育事業(定員6〜19人)や家庭的保育事業のように、認可保育所に準ずる基準が設けられている施設もあり、無認可の中でも安全性の水準は施設ごとに差があります。見学のときに配置人数や資格保有者の割合を尋ねておくと、判断材料が増えます。

入園準備チェックリスト

「何を、いつまでに準備すればいい?」という質問をよくいただきます。以下のリストを、申込みの2〜3ヶ月前を目安にひとつずつ潰していくと落ち着いて進められます。

  • □ 自治体の保育案内・入園のしおりを入手する
  • □ 就労証明書など必要書類を勤務先に依頼する
  • □ 希望する園を3〜5園程度リストアップする
  • □ 気になる園を実際に見学する
  • □ 保育料のシミュレーションをしておく
  • □ マイナンバーなど提出書類の控えを保管する
  • □ 認可外・企業主導型など併願先も検討する
  • □ 入園後の持ち物リストを確認しておく

持ち物準備の一環として、自宅学習の教材を取り入れる家庭も増えています。年齢に合わせた通信教材の内容が気になる方は、こどもちゃれんじの詳細を見るで対象年齢別のカリキュラムを確認できます。

申し込みからのスケジュール

「いつ何をすればいいのか」を、4ステップでわかる形に整理しました。年度によって多少前後しますが、大まかな流れはどの自治体でも似ています。

  1. 10月〜11月:申込書配布・情報収集 自治体の窓口や公式サイトで入園案内を入手します。
  2. 11月〜12月:一次募集の申込み 申込受付期間はおよそ2週間程度に設定している自治体が多いです。
  3. 1月〜2月:選考・内定通知 申込みから結果通知まではおよそ30日〜60日程度かかることがあります。
  4. 3月:面談・入園準備 内定後に園との面談があり、持ち物や生活リズムの確認を行います。

4月入園を希望する場合、逆算すると前年の10月頃には情報収集を始めておくと余裕を持てます。年度途中入園を狙う場合は、毎月の空き状況を自治体に問い合わせる方法もあります。

落選したときの対処法

「落選したら、もう入れないの?」と不安になる方も多いと思いますが、大丈夫です。次の一手はいくつかあります。

全国の認可保育園の待機児童数は約2,000人とされています(厚生労働省「令和4年保育所等関連状況取りまとめ」より)。都市部では待機児童が多く、地方では比較的少ない傾向がある一方、無認可保育園は待機児童の対象外のため、定員に空きがあれば申込み後すぐに入園できる可能性があります。

  • 自治体の二次募集・毎月の空き状況を確認する
  • 認可外保育施設や企業主導型保育所を併願する
  • 保育コンシェルジュ(利用者支援専門員)に相談する
  • 育児休業の延長を勤務先に相談する
  • ベビーシッターや一時保育を併用してつなぐ

選考で不利になりやすいポイント(保護者の就労状況の点数化など)を自治体窓口で確認し、翌年度の申込みに向けて点数を調整できる場合もあります。

保育園の選び方

最後に、実際に園を絞り込むときのポイントを5つにまとめます。

  • 保育方針・教育方針が家庭の考え方と合っているか
  • 保育時間や延長保育が仕事のスケジュールに合うか
  • 通勤・送迎のしやすさ、災害時の避難経路
  • 保育料と受けられる助成金の有無
  • 園庭・設備・アレルギー対応などの環境

見学は1回で決めず、2〜3回訪ねて子どもと保育士の関わり方や施設の清潔さを比べる家庭が多いようです。保育士の対応、子どもが楽しそうに過ごしているか、避難経路や防災設備の有無なども合わせてチェックしておくと、入園後のミスマッチを減らせます。口コミサイトやSNS、知人からの情報も参考になりますが、最終的には自分の目で見た印象を大切にしてよいと思います。ひとつずつ確認していけば、家庭に合った園は見えてきます。

よくある質問

Q1. 認可保育園と無認可保育園、どちらが安全ですか?
A. 認可保育園は保育士の配置基準(0歳児3人に1人など)や設備基準が法律で定められています。無認可保育園は施設ごとに基準が異なるため、見学時に配置人数や資格保有者の割合を確認しておくと安心です。

Q2. 保育料はいつ、どこで確認できますか?
A. 認可保育園の保育料は毎年、市区町村の窓口や公式サイトで所得階層別の一覧が公開されます。年度替わりの3月〜4月頃に更新されることが多いです。

Q3. 認可保育園に落選した場合、無認可に切り替えられますか?
A. 可能です。無認可保育園は待機児童の対象外のため、定員に空きがあれば比較的早く入園できます。認可への転園を後から申し込むこともできます。

Q4. 企業主導型保育所は誰でも利用できますか?
A. 従業員枠は勤務先経由での利用が基本ですが、地域枠が設けられている施設では、地域の家庭も直接申し込める場合があります。

Q5. 兄弟姉妹がいる場合、保育料は安くなりますか?
A. 自治体によっては、2人目以降の保育料が10%〜半額程度軽減される制度があります。詳細は各市区町村の窓口で確認してみてください。

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【編集・制作ポリシー】
本記事は保育園コンパス編集部がこども家庭庁・厚生労働省・各自治体の保育情報をもとに作成しています。保育制度は自治体ごとに異なります。最新情報は各自治体の窓口でご確認ください。
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