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- 認定こども園は0〜5歳が対象で、保護者の就労状況に関わらず利用できます
- 4月入園なら申し込みは前年10月〜12月が目安、必要書類は7点前後です
- 認可保育所・認可外保育施設・企業主導型保育とでは保育料の目安が大きく変わります
- 兄弟姉妹が在籍していると優先度が上がる自治体が多いとされています
- 落選しても二次募集や一時保育など、次に打てる手があります
「認定こども園ってそもそも何が違うの?」「申し込みのタイミングを逃したらどうしよう」——初めての園探しは、疑問が次々と出てきますよね。忙しいパパ・ママのために、まずは押さえておきたいポイントをぎゅっとまとめました。うちも上の子のときに申し込み時期をぎりぎりまで確認しておらず、慌てて自治体窓口に電話した経験があります。同じように焦らないよう、ひとつずつ整理していきましょう。
認定こども園とは?
認定こども園は、幼稚園と保育所の機能をあわせ持つ施設です。2006年に創設された「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律」にもとづいて運営されており、0歳から5歳までの子どもが対象になります。文部科学省「認定こども園の現況」(2023年度)によると、2023年度時点で全国に約14,000園が設置されているとされています。
従来の幼稚園は教育中心、保育所は保育中心という色合いが強かったのに対し、認定こども園はその両方を1つの施設で受けられる点が特徴です。共働き家庭はもちろん、パートタイム勤務や求職中の家庭でも利用できるケースが多く、選択肢のひとつとして検討する家庭が増えているといわれています。「働き方が変わっても通い続けられる園を探したい」という声にも応えやすい仕組みといえそうです。
運営主体は学校法人、社会福祉法人、NPO法人などさまざまで、施設ごとに教育方針や保育内容にも違いがあります。次の章では、4つの類型ごとの違いを見ていきましょう。
4つの類型と選び方
認定こども園には、大きく分けて4つのタイプがあります。それぞれ設置主体や成り立ちが異なるため、見学の際にどのタイプかを確認しておくと、施設の特色をつかみやすくなります。
| タイプ | 特徴 | 設置主体の例 |
|---|---|---|
| 幼保連携型 | 幼稚園と保育所が一体化して運営されるタイプ。全国の認定こども園のうち6割以上を占めるとされています | 学校法人、社会福祉法人など |
| 幼稚園型 | 既存の幼稚園が保育機能を追加したタイプ | 学校法人など |
| 保育所型 | 既存の保育所が教育機能を追加したタイプ | 社会福祉法人、NPO法人など |
| 地方裁量型 | 幼稚園・保育所いずれの認可もない施設が、認定こども園として運営するタイプ | 地方公共団体、学校法人など |
どのタイプも「教育」と「保育」の両方を受けられる点は共通していますが、行事の組み立てや保育時間の長さには園ごとの差があります。見学時には「延長保育は何時まで対応しているか」「行事は年間何回くらいあるか」など、具体的な数字を聞いておくと比較がしやすくなります。
認可・認可外との違い
園探しでは、認定こども園以外に「認可保育所」「認可外保育施設」「企業主導型保育」も候補にあがることが多いです。それぞれ費用感や利用条件が異なるため、比較表で整理しておきましょう。
| 区分 | 対象年齢 | 保育料の目安(世帯年収500万円の場合) | 利用条件 |
|---|---|---|---|
| 認定こども園 | 0〜5歳 | 月1.5万円〜3万円程度 | 就労状況に関わらず利用可能 |
| 認可保育所 | 0〜5歳 | 月2万円〜3万円程度 | 就労・求職中など保育の必要性の認定が必要 |
| 認可外保育施設 | 0〜5歳(施設による) | 月5万円〜8万円程度 | 施設ごとに独自の基準 |
| 企業主導型保育 | 0〜5歳(施設による) | 月2万円前後 | 従業員枠・地域枠で条件が異なる |
認可外保育施設は自治体の認可基準に縛られない分、独自の教育プログラムを組んでいる園もありますが、保育料は認可施設より高めになりやすいとされています。企業主導型保育は国の助成を受けて運営されているため、比較的手頃な保育料で利用できる施設が多いともいわれています。ただし定員や開所時間は施設ごとの差が大きいため、候補に入れる場合は個別に確認したいところです。
申し込み条件は?
認定こども園への申し込みには、いくつか確認しておきたい条件があります。
- 年齢条件:0〜5歳が対象。0〜2歳は保育所型・幼保連携型のみ受け入れている園もあります。
- 居住地条件:原則として居住地の自治体が管轄する施設に申し込みます。就労地が異なる場合や兄弟姉妹が在籍している場合は例外もあります。
- 就労条件:2号・3号認定(保育を必要とする認定区分)を受ける場合、月64時間以上の就労が目安とされる自治体が多いです。
- 兄弟姉妹の在籍:すでに在籍している兄弟姉妹がいると、優先入園や保育料の減免が受けられることがあります。
- 障害児の受け入れ:施設によって対応状況が異なるため、事前に見学・相談で確認しておくと安心です。
「うちはパート勤務だから対象外かも」と思い込んでいる家庭も少なくありませんが、月64時間程度の勤務でも認定を受けられる自治体は多いとされています。まずは自治体の窓口や公式サイトで、居住地の基準を確認してみてください。
入園までの流れ
申し込みから入園までは、おおむね半年前後のスケジュールで進みます。4月入園を例にすると、次のような流れになります。
- 情報収集・見学(前年8〜9月):候補園を2〜3園ほど絞り込み、見学の予約を入れます。
- 申し込み書類の準備(前年9〜10月):就労証明書や住民票など、7点前後の書類をそろえます。
- 申し込みの提出(前年10〜12月):自治体窓口・郵送・オンラインのいずれかで提出します。
- 入園選考(翌年1〜2月):自治体が調整指数(点数)にもとづいて選考します。
- 結果通知(翌年1月下旬〜2月):郵送やポータルサイトで通知されます。
- 入園手続き(翌年2〜3月):必要書類の提出や保育料の確認を行います。
- 入園(翌年4月):持ち物準備や慣らし保育のスケジュールを確認します。
10月入園を受け付けている園の場合、申し込み期間はその年の4月〜6月ごろが目安になります。自治体によって1〜2か月のずれがあるため、広報誌や公式サイトで最新の日程を確認しておくと安心です。
入園準備チェックリスト
申し込みから入園までに準備するものをリストにしました。流し読みでもチェックできるよう、□形式でまとめています。
- □ 認定こども園入園申込書
- □ 保護者の就労証明書(会社発行のもの)
- □ 世帯全員分の住民票
- □ 子どもの出生証明書または母子手帳の写し
- □ 子どもの健康診断書
- □ 保育料算定用の所得証明書(または課税証明書)
- □ 印鑑(自治体によっては不要な場合もあります)
- □ 通園バッグ・お昼寝布団・着替えなど施設指定の持ち物
- □ 慣らし保育期間(おおむね5〜10日程度)の家族のスケジュール確保
特に就労証明書は発行までに数日〜2週間ほどかかる会社もあるため、申し込み締め切りの1か月前には依頼しておくと余裕を持てます。
落選したらどうする?
希望する園に落選してしまうこともあります。そんなときも、次に打てる手はいくつかあります。
- 二次募集を確認する:一次選考後の辞退者分を対象に、2〜3月ごろ二次募集を行う自治体があります。
- 認可外・企業主導型を検討する:認可の内定を待つ間、認可外保育施設や企業主導型保育を併願しておくと選択肢が広がります。
- 調整指数の見直しを相談する:きょうだい同時申し込みや育休延長など、状況によっては加点対象になる場合があります。窓口で相談してみましょう。
- 一時保育・ファミリーサポートを活用する:入園までの間、週数回の一時保育で就労を続ける家庭もあります。
- 育休の延長を検討する:落選通知は、育児休業給付の延長手続きに使える場合があります。
待機になった場合の対応は自治体によって差があり、二次募集で定員の1割前後が埋まる地域もあるとされています。落選通知を受け取ったら、まずは自治体の担当窓口に「いま空きがある施設」を聞いてみると、思わぬ選択肢が見つかることもあります。大丈夫ですよ、ひとつずつ確認していけば道は見えてきます。
※保育料・定員は自治体により異なります。最新情報は各市区町村へ確認ください。
よくある質問
Q1. 認定こども園と保育所、どちらを優先すべきですか?
就労状況に関わらず利用したいなら認定こども園、保育の必要性の認定を受けられる見込みが高いなら保育所も含めて検討する、という考え方が一般的です。両方に申し込んでおく家庭も少なくありません。
Q2. 申し込みは何園まで希望を出せますか?
自治体によって異なりますが、第1〜第5希望程度まで記入できるケースが多いとされています。希望順位は選考に影響するため、通いやすさや保育時間を基準に順位づけすると良さそうです。
Q3. 兄弟姉妹が在籍していれば必ず優先されますか?
優先度が上がる自治体は多いですが、優先の度合いは調整指数の加点として反映される仕組みが一般的です。加点の有無や点数は自治体ごとに確認しておくと安心です。
Q4. パート勤務でも申し込めますか?
月64時間程度の就労を基準にしている自治体が多く、パート勤務でも2号・3号認定を受けられるケースがあります。詳しい基準は居住地の自治体窓口で確認してみてください。
Q5. 見学は何回くらいするのが目安ですか?
2〜3園を1回ずつ見学し、比較検討する家庭が多いようです。可能であれば平日の保育時間中と、行事がある日の両方を見ておくと、園の雰囲気がつかみやすくなります。
本記事は保育園コンパス編集部がこども家庭庁・厚生労働省・各自治体の保育情報をもとに作成しています。保育制度は自治体ごとに異なります。最新情報は各自治体の窓口でご確認ください。
保育園コンパス編集担当。保活・入園手続き・育児に関する情報を、自治体や公的機関の公開情報をもとに整理してお届けしています。

