- 出産直後8週間以内に最大4週間取得可能
- 雇用保険加入で育児休業給付金67%支給
- 2023年から分割取得が可能に
- 申し出は出産予定日の1ヶ月前までに
- 世帯年収500万円なら月約15万円の給付金
※本記事にはプロモーションを含む場合があります。
産後パパ育休とは?制度の基本を押さえよう
産後パパ育休は、2022年10月から始まった新しい制度です。正式名称を「産後パパ育休」と呼び、父親が子どもの出生後8週間以内に最大4週間(28日間)の育児休業を取得できるのが特徴です。通常の育児休業との違いは、取得期間が出産直後8週間以内に限定されている点です。
例えば、出産が4月1日の場合、パパ育休を取得できる期間は4月1日から5月28日までとなります。5月29日以降に取得を開始する場合は、この制度を利用できません。母親の産後ケアと父親の育児参加を同時にサポートするための制度設計になっています。
通常の育児休業との違い
| 項目 | 産後パパ育休 | 通常の育児休業 |
|---|---|---|
| 取得者 | 父親 | 母親(または父親) |
| 取得期間 | 子どもの出生後8週間以内 | 子どもの1歳まで(延長あり) |
| 取得日数 | 最長4週間(28日間) | 最長1年まで |
| 分割取得 | 2023年4月から可能 | 可能 |
| 給付金 | 育児休業給付金(67%または50%) | 育児休業給付金(67%または50%) |
給付金の仕組みを理解しておこう
産後パパ育休を取得すると、育児休業給付金が支給されます。支給額は休業開始前6ヶ月の平均賃金の67%が支給され、6ヶ月経過後は50%に減額されます。世帯年収500万円の場合、月額で約15万円の給付金が受け取れるとされています。この給付金は非課税扱いとなるため、実質的な手取り額はさらに増えます。
給付金を受け取るためには、以下の要件を満たす必要があります。
- 雇用保険に加入していること
- 育児休業を開始した日の前2年間に、11日以上働いた月が12ヶ月以上あること
- 育児休業を開始した日の前日時点で、事業主の同意を得ていること
取得条件を確認しよう
産後パパ育休を取得するには、以下の条件を満たす必要があります。それぞれの条件について、具体的に解説します。
雇用保険に加入していること
パパ育休を取得するためには、雇用保険に加入していることが必須条件です。具体的には、以下のいずれかに該当する方が対象となります。
- 正社員
- 契約社員
- パート・アルバイト(1週間の所定労働時間が20時間以上)
- 派遣社員
自営業やフリーランスの方は、雇用保険に加入していないため、パパ育休を取得することができません。ただし、国民健康保険や国民年金に加入している場合は、国民年金基金連合会からの給付金を受け取ることができる場合があります。
同じ事業主の元で1年以上働いていること
パパ育休を取得するためには、同じ事業主の元で1年以上働いていることが条件とされています。ただし、以下の場合はこの条件が免除されます。
- 妊娠・出産・育児を理由とする解雇や雇い止めを受けた場合
- 事業主の都合による解雇や雇い止めを受けた場合
- 育児休業を取得することが困難な状況にある場合(例:配偶者が出産直後に入院した場合)
例えば、入社して半年後の方は、パパ育休を取得することができません。ただし、上記の免除条件に該当する場合は、1年未満でも取得が可能です。
子の出生日または出産予定日の1ヶ月前までに申し出る
パパ育休を取得するためには、子どもの出生日または出産予定日の1ヶ月前までに、育休の申し出を行う必要があります。申し出が遅れた場合は、パパ育休を取得することができません。
申し出の方法は、以下の通りです。
- 書面での申し出
- 電子メールでの申し出
- 口頭での申し出(ただし、後でトラブルにならないように、書面で記録を残すことが望ましい)
申し出の際には、以下の内容を明記することが大切です。
- パパ育休を取得する旨
- 取得開始日
- 取得終了日
- 取得日数
申請手順を5ステップで解説
産後パパ育休の申請手順を、具体的なステップに分けて解説します。必要な書類も合わせて紹介するので、スムーズに手続きを進められます。
ステップ1:職場との相談
まずは、職場の上司や人事部にパパ育休を取得する旨を伝えます。この時、以下のポイントを押さえておくとスムーズです。
- 取得したい期間を具体的に伝える
- 業務の引き継ぎ方法を相談する
- 職場の育児支援制度について確認する
職場によっては、パパ育休に対する理解がまだ浸透していない場合もあります。その際は、この制度が法律で定められたものであることを伝え、理解を求めましょう。
ステップ2:申し出書類の準備
パパ育休の申し出には、以下の書類が必要となります。
- 育児休業申出書
- 出生証明書(コピー可)
- 雇用保険被保険者証
ステップ3:申し出の実施
書類を準備したら、職場に提出します。提出方法は、以下の通りです。
- 直接手渡し
- 郵送
- 電子メール
提出後は、必ず受領書や控えをもらうようにしましょう。トラブルを避けるためにも、書面でのやり取りが望ましいです。
ステップ4:給付金の申請
育児休業給付金を受け取るためには、ハローワークに申請する必要があります。申請に必要な書類は以下の通りです。
- 育児休業給付金支給申請書
- 雇用保険被保険者証
- 育児休業申出書の写し
- 賃金台帳の写し
申請後、1ヶ月程度で給付金が振り込まれます。給付金の支給は、2ヶ月に1回行われます。
ステップ5:職場復帰の準備
パパ育休が終了したら、職場復帰の準備をします。業務の引き継ぎや、職場環境の確認を行いましょう。職場によっては、育児支援制度が整っている場合もあります。活用できる制度がないか、確認しておくと良いでしょう。
職場への伝え方で失敗しない3つのコツ
パパ育休を職場に伝える際は、以下の3つのコツを押さえておくとスムーズです。
1. 具体的な取得期間を伝える
「4月から2週間ほど育休を取りたい」など、具体的な期間を伝えましょう。曖昧な伝え方だと、職場の理解を得にくくなります。
2. 業務の引き継ぎ方法を提案する
「プロジェクトAはBさんに引き継ぐ予定です」など、具体的な引き継ぎ方法を提案しましょう。職場の負担を減らすことで、理解を得やすくなります。
3. 制度のメリットを伝える
「育休を取ることで、子どもの成長を見守れるだけでなく、母親の負担も減ります」など、制度のメリットを伝えましょう。職場にとってもプラスになることをアピールしましょう。
育児休業給付金の計算方法
育児休業給付金の計算方法は、以下の通りです。
- 休業開始前6ヶ月の平均賃金の67%が支給されます
- 6ヶ月経過後は50%に減額されます
- 支給期間は最大1年までです
例えば、世帯年収500万円の場合、月額で約15万円の給付金が受け取れるとされています。この給付金は非課税扱いとなるため、実質的な手取り額はさらに増えます。
2023年から分割取得が可能に
2023年から、産後パパ育休の分割取得が可能になりました。例えば、2週間ずつ2回に分けて取得することができます。これにより、仕事と育児の両立がしやすくなります。
分割取得の際は、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 2回の取得期間は、連続していなくても構いません
- それぞれの取得期間は、2週間以上でなければなりません
- 取得開始日は、出産後8週間以内でなければなりません
よくある質問と回答
Q1. パパ育休は有給ですか?
A1. パパ育休は有給ではありません。あくまで育児休業ですので、給与は支給されません。ただし、育児休業給付金を受け取ることができます。
Q2. パパ育休を取得すると、ボーナスに影響はありますか?
A2. ボーナスに影響するかどうかは、会社の規定によります。一般的には、ボーナスの支給額に影響することは少ないとされていますが、詳細は会社に確認しましょう。
Q3. パパ育休を取得すると、昇進に影響はありますか?
A3. 昇進に影響するかどうかは、会社の規定によります。一般的には、育児休業を取得したことで不利益な扱いを受けることは法律で禁止されていますが、詳細は会社に確認しましょう。
Q4. パパ育休を取得する際、会社に断られたらどうすればいいですか?
A4. 会社に断られた場合は、労働基準監督署に相談しましょう。法律で定められた制度であるため、会社は拒否することはできません。
Q5. パパ育休を取得する際、必要な書類は何ですか?
A5. 必要な書類は以下の通りです。
- 育児休業申出書
- 出生証明書(コピー可)
- 雇用保険被保険者証
Q6. パパ育休を取得する際、給付金はいつから支給されますか?
A6. 給付金は、育児休業を開始した日から2ヶ月後に支給されます。例えば、4月1日から育休を開始した場合、6月に支給されます。
Q7. パパ育休を取得する際、会社に伝えるタイミングはいつですか?
A7. 会社に伝えるタイミングは、出産予定日の1ヶ月前までです。それ以降に伝えた場合は、パパ育休を取得することができません。
まとめの代わりに:次にやるべきことリスト
産後パパ育休を取得する際は、以下のリストを参考にしてください。
- □ 職場にパパ育休を取得する旨を伝える
- □ 取得したい期間を具体的に決める
- □ 業務の引き継ぎ方法を相談する
- □ 必要な書類を準備する
- □ 会社に書類を提出する
- □ ハローワークに給付金の申請をする
※保育料・定員は自治体により異なります。最新情報は各市区町村へ確認ください。
おすすめ: トイズレンタ(木のおもちゃサブスク)
2歳・4歳の子を持つ母。保活で認可・認可外を含む5か所の保育園を見学・選択した経験から、保活の実情をリアルに発信。保育料無償化・学童問題にも詳しい。

